開催中の特別展

ゴッホ・ガラスモザイク絵画展

ー幾千のガラスの輝き よみがえる情熱の名画ー

会期 2025年 12月16日(火)

      2026年 5月18日(月)

※最終日 2026年 5月18日(月)は16:00閉館となります。(最終入場は15:30まで)

 

 本展ではフィンセント・ファン・ゴッホの代表作をヴェネツィアガラスのモザイク絵画で表現した所蔵作品全26点をご紹介いたします。

 制作したのは、歴史的に貴重なモザイク壁画の宝庫であるイタリアのラヴェンナ市で文化遺産の修復に携わるモザイク職人協同組合 Cooperativa Mosaicisti(現:ラヴェンナ・モザイク職人グループ Gruppo Mosaicisti Ravenna)の職人たちです。

 印象派にはじまる光を色彩で捉える手法を受けつつも、独自の力強い色彩、筆触へと至ったゴッホの点描画はガラスモザイクの風合いとよく似ていることから、「ゴッホの作品をガラスモザイクという手法で表現する」という発想のきっかけとなりました。 当館の企画を受け、ラヴェンナのモザイク職人たちもまたはじめての試みに意欲的に挑戦し、およそ3年の歳月をかけて作品を完成させました。

 ゴッホが魂を込めて描いたその一筆一筆をたどるかのように、職人たちは色彩豊かなヴェネツィアガラスの一片一片をキャンバスの上に絶妙に配置し、原画を忠実に再現するだけでなく、ゴッホの力強いタッチと内なる情熱をより強調したような、新たな芸術を生み出しました。

 幾千ものガラスで輝くゴッホの絵画の魅力と、伝統的なガラスモザイクの技術の素晴らしさを、どうぞお楽しみください。

◇注目の展示作品◇

「花魁(溪斎英泉による)」 

 ゴッホの人生において、日本の「浮世絵」は欠かせない存在であり、「浮世絵」の大胆な構図や色彩感覚、単純な線など西洋画とは異なる美意識に深く刺激を受けたとされています。

 当館所蔵作品「花魁(溪斎英泉による)」は、その影響をまさに投影しており、日本伝統の着物の美しさや背景の細部にまで日本らしいモチーフが散りばめられています。

 ゴッホの「浮世絵」に対する情熱と、色鮮やかなヴェネツィアガラスのコラボレーションにもぜひご注目ください。

展示作品のご紹介

「夜のカフェテラス」
「オヴェールの教会」
「夜のプロヴァンスの田舎道」
「アイリス」